こんにちは。ひぐちひろやすです。
日曜日の8の日、高齢者社会での「住」の課題ということで、地域の施設や地域で支える介護のあり方などについて、市角雄幸・習志野市議会議員のプレゼンテーションを踏まえて、いろいろとみんなで考えました。日ごろから地域活動に取り組んでいるみなさんからの現実を踏まえてのご意見やお話に、多くのことを学ばせていただきました。
私からは、今臨時国会の全体概要と特定秘密保護法案などの重要法案の審議についてご報告しました。
さて、その特定秘密保護法です。
特定秘密保護法は、成立してしまいました。
安倍内閣は13日にも公布の意向。ここから先、どのように戦うのか。
通常国会冒頭に「特定秘密保護法廃止法案」ということをいう人もいます。
ただ、今の自公みんな維新を足した勢力のままでは、歯牙にもかけられず、棚ざらしにされかねません。みんなの党と日本維新の会がもし衆議院で統一会派などということになれば、民主党は野党第一会派の地位も失い、副議長職、各委員会での委員長人事にも影響します。
石破幹事長は、国会が監視する委員会の法律を検討中といいますが、民主党はすでに国会法改正案を出しています。今回の強行採決が、デモをテロといってはばからない幹事長と国民の誤解だと言い募り国民に責任転嫁する総裁、衆参議長も総ぐるみの安倍大政翼賛会での国会運営であったことをみれば、国会につくるといっている委員会にしても、安倍官邸の仲間内機関になることは容易に想像がつきます。
「国会議員の皆さんにも秘密は守ってもらう。そのための法律」と安倍総理は言いますが、法律がなければ国を危うくする秘密さえ漏らすのが日本の国会議員だと総理がいっているに等しい。たとえ建て前であっても、国や国民を危うくする情報は自らの意志として守るというのが国会議員の良識であり、矜持でしょう。逆に秘密を開示する判断もその国会議員の良識・判断であり、それが適切かどうかは国民が最終的に選挙で裁くことになるのだと思います。国会議員を罰するための法律なんです、と豪語する安倍総理は、国会議員そのものを否定しているとしか思えません。
しかしこのままの状態で、この法律が動き出すことを座視することは、国民にとっても危険極まりないことだと思います。幸い、民主党が提出した情報公開法改正案、公文書管理法改正案、情報適正管理委員会設置法案、国会法改正案、そして特別安全保障秘密適正管理法案は、継続審議の扱いでかろうじて命脈を保っています。通常国会で、こうした国民が政府の情報管理を監視できる法律の成立とともに、「特定秘密保護法」の全面見直し、撤回、再提出を求めていくということだと思います。忘年会で、いやなことは忘れたい気分ですが、年が変わってもこの法律が施行に向けてひそかに蠢いていることだけは、忘れてはいけないと思います。
ひぐちひろやす
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