2013年12月11日水曜日

警鐘!安倍政権で原発推進が復活する!

警鐘!
「特定秘密保護法」に世の中の目が奪われているうちに、安倍政権で原発推進復帰への道筋が作られようとしています。

先週6日、参議院で深夜に及ぶ採決劇が展開されていたまさにその日、経済産業省がわが国の電源の中期的な構成を決める「エネルギー基本計画」の素案を提示しました。その内容は、民主党政権下で、「討論型世論調査」も行い、国民的な議論をへて政府が決定した「2030年代に原発ゼロを目指す」とした目標を、180度転換し、原発を「重要なベース電源」、つまり国のエネルギー供給の基本となる電源と位置付け、核燃料サイクル計画も引き続き推進するというものです。

まるで3.11の福島第一原発事故のことは不都合な事実として消し去り、すべてをそれ以前どおりの政策の方向性を戻すものです。この間の、原発をめぐる国民的な議論はなんであったのか。これが安倍政権がめざす「日本を取り戻す」正体なのでしょうか。

こうなった背景には、エネルギー基本計画を検討する調査会のメンバーが、政権交代で脱原発派の委員から原発推進派の委員に差し替えられていることがあるとの報道があります。まさにこれから「特定秘密保護法」の有識者による諮問会議の人選において、秘密保護法賛成の有識者を中心に人選が進みつつあることと軌を一にしています。

政府は「手続きに問題はない」と言うでしょう。まさに官僚のいいぶりです。しかし内容に問題だらけ、国民の声も全く反映されない政策が、政府の政府による政府のための手続きで決められていく、これが民主的な社会と言えるのでしょうか。

「特定秘密保護法」とともに、エネルギー政策についても、国民の声を無視して、原発推進へと戻そうというたくらみについては、国民が強く抗議していくべきだと思います。

2013年12月10日火曜日

8の日サークル・懇親会、ありがとうございました。特定秘密保護法について

こんにちは。ひぐちひろやすです。
日曜日の8の日、高齢者社会での「住」の課題ということで、地域の施設や地域で支える介護のあり方などについて、市角雄幸・習志野市議会議員のプレゼンテーションを踏まえて、いろいろとみんなで考えました。日ごろから地域活動に取り組んでいるみなさんからの現実を踏まえてのご意見やお話に、多くのことを学ばせていただきました。

私からは、今臨時国会の全体概要と特定秘密保護法案などの重要法案の審議についてご報告しました。

さて、その特定秘密保護法です。
特定秘密保護法は、成立してしまいました。
安倍内閣は13日にも公布の意向。ここから先、どのように戦うのか。
通常国会冒頭に「特定秘密保護法廃止法案」ということをいう人もいます。

ただ、今の自公みんな維新を足した勢力のままでは、歯牙にもかけられず、棚ざらしにされかねません。みんなの党と日本維新の会がもし衆議院で統一会派などということになれば、民主党は野党第一会派の地位も失い、副議長職、各委員会での委員長人事にも影響します。
石破幹事長は、国会が監視する委員会の法律を検討中といいますが、民主党はすでに国会法改正案を出しています。今回の強行採決が、デモをテロといってはばからない幹事長と国民の誤解だと言い募り国民に責任転嫁する総裁、衆参議長も総ぐるみの安倍大政翼賛会での国会運営であったことをみれば、国会につくるといっている委員会にしても、安倍官邸の仲間内機関になることは容易に想像がつきます。
「国会議員の皆さんにも秘密は守ってもらう。そのための法律」と安倍総理は言いますが、法律がなければ国を危うくする秘密さえ漏らすのが日本の国会議員だと総理がいっているに等しい。たとえ建て前であっても、国や国民を危うくする情報は自らの意志として守るというのが国会議員の良識であり、矜持でしょう。逆に秘密を開示する判断もその国会議員の良識・判断であり、それが適切かどうかは国民が最終的に選挙で裁くことになるのだと思います。国会議員を罰するための法律なんです、と豪語する安倍総理は、国会議員そのものを否定しているとしか思えません。

しかしこのままの状態で、この法律が動き出すことを座視することは、国民にとっても危険極まりないことだと思います。幸い、民主党が提出した情報公開法改正案、公文書管理法改正案、情報適正管理委員会設置法案、国会法改正案、そして特別安全保障秘密適正管理法案は、継続審議の扱いでかろうじて命脈を保っています。通常国会で、こうした国民が政府の情報管理を監視できる法律の成立とともに、「特定秘密保護法」の全面見直し、撤回、再提出を求めていくということだと思います。忘年会で、いやなことは忘れたい気分ですが、年が変わってもこの法律が施行に向けてひそかに蠢いていることだけは、忘れてはいけないと思います。

ひぐちひろやす 

2013年12月5日木曜日

与党の暴走、危ない政治

みなさん、今、国会ではとんでもないことがおこっています。

最後は採決による多数決という方法で決めるのでしょう。しかし、それまでの過程では、少数意見であろうとも十分に聴いたうえで、徹底的に審議し、お互いに意を尽くして納得できるところは折り合って合意形成を図っていく最大限の努力を重ねることが民主主義では欠かせないプロセスだと思います。

与党の意に従わない野党の委員長を解任し、政府の言いなりになる委員長にすげ替える、国民から強い懸念の声が上がり、慎重な審議を求める各界からの声にもかかわらず採決を強行する、本来、国民の声を聴くための公聴会も単に形式的に開催を強行する、、、まるで立法府が自らの役割を否定しているような所業ばかりです。

「野党がだらしない!」「民主党は何やってんだ!」とのお叱りは重々承知です。それにしても今の国会の状況、衆議院では、自公324人対民主56人、参議院では自公134人対民主58...
人。2倍、6倍の相手と綱引きをして勝つのは至難のことであり、踏みこたえるのでも大変なことです。この勢力図を変えるのは、選挙か、あるいは与党議員に対して数を頼みにした大政翼賛的な無思考なあり方を辞めるように国民が意を変えさせるしか、ないのでしょう。選挙が当面ないし、国民の声を無視しても議席を失う心配がないということなのでしょう。

そもそも今の国会議員は、「違憲状態」と司法が判断される制度の中で議席を得ているもので、その正統性さえ疑問を持ってしまいます。この調子で、9条解釈改憲、憲法改正議論を進めていくことにもなりかねません。

これほどひどい状況の中で、会期末、内閣不信任、総理問責などを野党が出しても、あっけなく否決され、逆に信任されたと胸を張られることにもなりかねません。そのような中で、最後の望みは国民の声しかありません。

お上には逆らえない、いうだけ損だ、長いものに巻かれろ、、、「日本を取り戻す」と言っても、70年前、大政翼賛会で議会が死滅し、大本営発表で新聞・メディアまで統制され、国民あげて戦争に突き進んだ日本にまで戻ることがあってはいけません。わが国はこの教訓を踏まえて戦後の民主主義をつくってきたと思います。ここは目を開いて、国民の声を上げていくときと思います。
 
ひぐちひろやす

2013年12月2日月曜日

≪8の日サークル(年内最終・合同)≫と懇親会のお知らせ

こんにちは!
ひぐちひろやす です。
師走に入りました。
みなさまにおかれても1年の締めくくりでご多用の日々かと存じます。
 
さて、臨時国会の会期末が今週末に迫りました。
今国会最大の焦点である「特定秘密保護法案」は、先週、衆議院で採決が強行され、参議院での審議が始まっています。
 
安倍総理は、何としてもこの臨時国会で成立させると意気込みます。
しかしこの「特定秘密保護法案」は、行政情報の国民への提供のあり方、国民の知る権利という民主主義の根幹、憲法の基本精神にもかかわる最重要法案です。未だ問題点、論点があまりに多く、審議を通じてもそれらが埋まらない状況であり、このままの内容で成立をさせることは到底、許すわけにいかないと思います。
 
民主党は、国民の知る権利と政府の機密情報の適切な管理という視点で対案を出しています。少なくとも今国会での「特定秘密保護法案」の成立を阻止するために、是非ともみなさんの声を結集していただきたいと思います。
 
さて、今年3月から「8」のつく日に開催を続けてきました8の日サークルですが、今回12月8日(日)、年内最後のサークルを、以下の通り、開催いたします。
 
サークルのあと、懇親会も別途、開催しますので、みなさまのご都合に合わせて、ご参加をいただければ幸いです。この1年を振り返り、来年に向けて、いろいろとご意見をいただければと存じます。
 
◆≪8の日サークル(年内最終・合同)≫

●日時:12月8日(日)14時から16時30分
●場所:習志野市大久保公民館
(習志野市本大久保3丁目8番20号:京成大久保駅から徒歩2分)
●テーマ:地域の課題:介護事業、相互支援システムについて
●お話し:市角雄幸 習志野市議会議員・民主党千葉県第2総支部習志野幹事
●コーティネーター:樋口博康 民主党千葉県第2総支部長
  (今臨時国会の総括、特に特定秘密保護法案への対応などについても
   ご報告させていただきます。)
●参加費:100円(会場費)
 
◆≪8の日サークル 年末懇親会≫
日時:12月8日(日)17時から19時
場所:やるき茶屋JR津田沼駅南口店
  (住所:習志野市谷津7-9-16 光ビル2階。電話:047-474-9931)
会費:3000円
 
なお、予約の関係上、おおよその人数を把握させていただきたいので、ご参加いただける方は、メールないしお電話にて、その旨、お知らせいただければ大変助かります。
 
それでは、みなさんとまたお話しできることを楽しみにしています。
 
民主党千葉県第2総支部長
ひぐちひろやす

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ご意見・お問合せ
higuchi.hiroyasu.dpj@gmail.com

民主党千葉県第2総支部262-0032千葉県千葉市花見川区幕張町5-408-54
電話/FAX: 043-441-4915(ヨヨイと、ヨクイコー)。
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