2017年9月8日金曜日

8月ひぐち便No.18より「核兵器廃絶。平和構築の外交を!

核兵器廃絶。平和構築の外交を!

8月6日は広島原爆の日、そして9日は長崎原爆の日。
両日とも原爆投下の時刻に習志野市秋津で開催された
原爆慰霊・平和祈念式典に参列してきました。

唯一の戦争被爆国として、
核兵器廃絶への日本の役割、責任は大変大きいものがあります。
式典でお隣に座られたご婦人は84歳。
12歳の時、広島市内で被爆され、
ご両親とお姉様が犠牲となられました。
お母様は1週間ののちに息を引き取られたとのこと。
焼け野原の広島で、軍人さんがご遺体を運んで行かれ、
残されたご兄弟姉妹3人で周囲の焼け残りの燃えるものを集めて、
一昼夜、お母さんが天に召されるのを見送られたとのこと。
これまで被爆体験を話してほしいと、
何度も頼まれてきたけれども、
話すためには、その日のことを思いださなくてはならず、
とてもつらく、それを伝えるきることもできないと思い、
どうしてもお話をすることができなかったそうです。

ところが最近、そうしたことを何も知らない人々が増えて、
「日本も核を持つべきだ」という人も出てきて恐ろしく、
どうしてもお話をしなくてはいけない、
と思うようになったとのことでした。

そして15日は終戦の日。
平和の尊さを今一度胸に刻み、
戦後72年、懸命に平和の道を進んできた日本の歩みを確認し、
さらに続けて行かなくてはいけません。

今も中東、アフリカ、中央アジアなど各地で紛争が続き、アジアでは北朝鮮が核・ミサイル開発を進めています。


日本は過去の戦争の結果、平和憲法のもとで、
核兵器のない世界、
軍事ではなく外交や文化・経済で世界の平和と秩序に貢献する
「平和構築」の努力を懸命に続けてきました。
その歩みをさらにさらに強く進めていくために、
私も全力を注いでいきます。

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