2016年3月15日火曜日

衆議院千葉県第2区選挙区 候補内定にあたって(御礼と決意)

衆議院候補内定にあたって(御礼と決意)

本日、民主党の第667回常任幹事会で、
衆議院千葉県第2区選挙区(八千代市、習志野市、千葉市花見川区)での次期衆議院選挙における公認内定の決定を頂きました。

心から御礼を申し上げます。

民主党政権から安倍自公政権に再交代してから3年3か月。この間に進み進みつつある日本の方向に、私は強烈な危機感を持っています。

日本社会のあり方の変容です。私たちは資源に乏しい国で、自然の恵みを生かし、人こそすべてと、世界に類を見ないほどの教育水準にある国民が、懸命に働いて、厚い中間層を形成し、お互い持ちつ持たれつ、共に生かし合い、助け合って、先達の方々は日本の社会を育ててきました。

6年前、私たち民主党は、人こそすべてと、人への投資に全力を挙げました。高校授業料の無償化、子育て支援策の充実、年金・介護制度の改善などです。

それが金こそすべて、GDP経済成長こそすべてのような考え方の下で、この3年3か月は特に、一見華やかなアベノミクスで株価や為替など見せかけ「名目」上の経済で踊る中で、実質的な国民の生活や社会の豊かさや余裕はどんどん減り、雇用は企業が労働力調整をしやすいように非正規雇用が増え、貧富の格差は拡大し、中間層が低所得層にずり落ちるという大変な方向に向かいつつあります。

政権時に起きた東日本大震災で、私たちは人々や地域の絆、助け合い、支え合い、共に生きる、ことの大切さを、あらためて天の警鐘として肝に銘じたのだと思います。 そうした教訓も、今の安倍自公政権の下で、持てるものと持たざるもの、巨大都市と地方など、日本社会は分裂・分断の方向に向かい、差別や格差で生まれながら成長と活躍の機会を奪われているような子どもたちが増えるように社会の不公正は目を覆うばかりです。

日本の安全についても、近隣諸国と外交や文化・人的交流、国際協力、人道支援などで関係改善を進めるよりも、「積極的平和主義」として、日本の自衛隊が戦前のように国際紛争に武力を行使して介入できるようにするなど、先の戦争の教訓を踏まえて懸命に積み重ねてきた先達の平和外交・平和主義の努力をなきものにしようとしています。

「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」を原則とする憲法。これは主権者たる国民が、国の経営を国家という権力に委ねるに当たり、権力が暴走しないように国民が縛るもの、孫悟空の頭の輪のようなものです。それを権力者自らが解釈を変えれば憲法を変えられるという考えること自体が、権力の驕りであり、民主主義への冒涜であると考えます。

そして何と言っても、今の無責任な政治のあり方。地球とともに自然とともに生きるのであれば、今の原子力は人類の手に負えない代物です。世界でただ一つ原爆を経験し、国の半分に人が住めなくなる可能性のある原発事故を経験し、そうした教訓をもう忘れたかのごとく、経済優先で原発を再稼働する今の政治。核廃棄物の処理も出来ず、日本を核のゴミ屋敷にしてはいけません。そして財政はどうするのか。

民主党に入った理由も、国際協力の仕事に従事する中で、世界での貧困、差別、紛争、疫病など同じ瞬間に同じ地球で呼吸をしている人々の間にある、理不尽さ、不公正さを何とかできないかという思いからでした。

こうした思いをお持ちの方は、私一人ではないはずです。そして私一人では何もできません。私は、こうした安倍自公政権のもとで封じられている多くのみなさんの声を結集して、今の政治を正していく政治勢力を糾合していく一人となりたいと思います。そのために、これまでのバックシート、後方支援部隊から第一線で闘うことを志願しました。

野田総理のもとで出馬した時は、地元千葉県で民主党として誰も立候補者がいない、という中で、やむにやまれず公示10日前に立候補しました。しかし今回は、大変僭越ですが、「今しかない。私しかない。」と強く覚悟しています。

お陰様で、この16年間、民主党職員として、政策、党務、選挙など多くの経験し、言葉ではとても言い尽くせないものを教えていただきました。そしてこれまで56年の私の人生は今回のためにある、と思っています。

ぜひともこれまでともに闘ってきた民主党に集ったみなさま、支援してくださったみなさん、同じ思いを抱いているみなさん、そして何より民主党職員の同志の思いと力を集め、私が56年間の人生でみなさまや社会から頂いてきたすべてをぶち込んで、必ずや勝ち抜く決意でいます。

どうかみなさまの強力なご指導とご支援をお願いいたします。

2016年3月15日 民主党本部にて

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